より多くの人々にアプローチを

継続的な運動は、健康増進・維持、生活習慣病予防、介護予防といった効果をもたらします。しかし、厚生労働省の調査(※)によれば、国民のおよそ7割の人々は運動習慣をもたず、健康づくりを目的とした運動サービスも広く利用されているとは言えません。自治体では、地域住民を対象に疾病予防、介護予防などの事業を実施していますが、自治体の担当者からは、「申込者がいつも同じで、運動が好きな人が来てしまっている。本当に運動しなければならない人にアプローチできていない。」という声が、しばしば聞かれます。健康のために運動を続けられる人もいますが、多くの場合は継続すること自体難しく、事業者にとっても「健康のため」というアプローチには限界があります。より多くの人々に受け入れられる新しい健康運動サービスが、今求められています。

※国民健康・栄養調査(平成25年)

好きなことで健康づくり

アクティブレジャーは、「健康のために努力する」のではなく、「好きなことで健康づくり」を実現する新しい健康運動サービスです。とりわけ運動習慣のない多くの人々に対して効果的にアプローチがなされ、健康寿命の延伸をもたらすことが期待されます。 「好きなこと」は人によって様々です。アクティブレジャーの題材には、従来から利用されてきた健康運動プログラムに限らず、例えば、趣味やお稽古事、農業、舞踊等、体を動かすことであれば、あらゆるものが活用可能です。また、認証基準を満たしたサービス提供を行うあらゆる業種・業態の事業者が、アクティブレジャー提供者となりえます。アクティブレジャー提供者は、自社の既存のサービス商品をアクティブレジャー商品として登録申請することもできますし、例えば外部パートナーと提携して新規開発したサービス商品を登録申請することもできます。

アクティブレジャーの4つの価値

「好きなことで健康づくり」を実現するアクティブレジャーには、4つの重要な価値があります。すなわち、サービス品質のベースとなる、おもてなしなどの「サービス一般品質」、健康運動サービスとして必要な「安全」・「効果」に加えて、健康意識の程度や運動習慣の有無に関わらず利用者を「継続」させる内容と提供方法を備えていることです。これらを満たしたサービスが、アクティブレジャーです。